時計塔
波打つ水面 照らす闇に ぼんやりと向こう岸に見える 胸の高鳴り抑えるように こっそりと時計のねじまき直して そうすべては イメージだ 時間はこうして死んでしまった ああ 霧がかる古い町 息を吹き返し ああ 声が舞い戻るよ 思い出してほしい 僕の嘘 消えた時間たちの小さな声を聴いている 乱れた息 持ち直し 町は再び動き始める 夢を見た 三分間の恋 古ぼけた時計塔の下で
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