機影
短い朝が終わり 溜息混じる夜が来る 目は冴えて 赤く点滅する灯りを ガラス越しに見ている 息も忘れた もうあの空を飛び立つことはないと羽根を閉じたから 冷たい部屋に一人 違う誰かの振りをして 影は踊る 遠くなる景色 夢の中でまた会える 今 空の中 飛行機が 一筋 飛んだのを見上げてた
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